COLUMNヒトテマ+
豚キムチチゲ
レシピ考案者
僕は調理の際、「甘み」をほとんど加えません。そこで3種類のmitasuのうち、最も甘みの少ないベジタブルを使い、手軽な一品を作ることにしました。ベジタブルにはトマトが使われていますが、トマトとキムチって実は相性抜群なんです。なので、どう転んでもおいしくなるに決まってる(笑)。実際に作ってみたら「セマウル食堂(※)」の名物、「7分豚キムチチゲ」によく似た味わいになって、相性の良さを改めて実感しました。もし面倒でなければキムチは小さめに刻み、よく焼いたほうがおいしくなります。お好みでニンニクを加えたり、残ったスープに茹でた素麺を入れてもいいですね。
(※)韓国の有名チェーン店
材料
1人分- mitasuベジタブル 1/2袋
- 白菜キムチ 50g
- 豚ばら肉 70g
- 卵 1個
- 刻みねぎ 少々
- 薄口醤油 少々
- ごま油
- 黒胡椒
作り方
所要時間15分-
1
フライパンにごま油を引き、豚ばら肉を炒める。
-
2
1に白菜キムチを加えてさらに炒め、少量の薄口醤油で風味付けをする。
-
3
別の鍋で温めておいたmitasuに2を加え、しばらく加熱する。味見をして、物足りなければ薄口醤油で調える。
-
4
卵を落とし、刻みねぎやお好みで黒胡椒を振って完成。
料理長からのmitasuの感想・おすすめポイント
ピニョ風スープアレンジには、
ベジタブルを活用すべし
mitasuポークやビーフは甘みが強めなので、あっさりしたスープがお好みなら、ベジタブルを使ったアレンジがおすすめ。そのままでも十分おいしいのですが、キムチや根菜など冷蔵庫の残り物を加えると、食べ応えのあるチゲが簡単に作れます。また、ベジタブルを適量のコチュジャンでのばすと、即席のヤンニョムチキンダレにもなります。今回は生の豚肉を使いましたが、豚ばら肉をごま油とごく少量の塩で炒めて常備しておくと、スープなどいろんな料理に使えてとても便利です。冷凍もできるので、ぜひストックして活用してみてください。
お店の情報
「ピニョ食堂」を皮切りに、「ナグネコプテギ」「ミリヤネンコプチャン」「ハハハ」など、“リアルな韓国らしさ”を感じさせる店舗を次々手掛ける全さん。その原点ともいえる「ピニョ食堂」では、スープをメインとした定食メニューが充実。牛骨ベースのソルロンタンやあさりの旨みがきいたスンドゥブチゲなど、飾らない本場の味が堪能できる。2017年に「ミシュランガイド京都・大阪版」でビフグルマンに初選出され、以来7年連続でビフグルマンの格付けを得ている。